TAKST の雑念所

週2は何かを書くということを目的に、思いついたことを何か書きます。

2023年の展望

あけおめことよろ。

 

2022年頭に定期的に適当に書き散らす目的でブログやります、と宣言して以降、本業が忙しくなるにつれておろそかになり、後半はろくに書いてませんでした。途中でちょっと欲をかいて、受けそうなネタを探したり書こうとしたりしたのが良くない。小難しく考えると逆に書けなくなるという典型ですな。ということで初心に帰り、何を狙うでもなく、文章を定期的に書く、という本来の目的に戻って、書き散らしたいと思います。

 

年が明け、仕事も再開し、日常が戻ってきている状態かと思いますが、既に1月も下旬が見えてきました。2023年の 1/12 が終わってしまう。時が経つの早くない?もう 2023年の展望とか言うには遅くない?でも書きます。今年の展望と言っても、ロシアのウクライナ侵攻や岸田政権の行く末みたいな展望は専門外なので無理です。自分の領域に絞って、IT/Tech 業界とテニスについて思いつくままに垂れ流します。

 

まず IT/Tech 業界の話。年明け早々に AmazonMicrosoft で大規模解雇の話が各メディアを騒がしています。ビッグネームなのでニュース受けも良いのでしょう。しかし、その実、本業が苦しい Intel や、買収・統合でバタついてる Citrix 等々、既に大規模解雇済ないしは実施中のテック企業も多数ありまして、AmazonMicrosoft あたりはビジネス上の問題があっての解雇というよりは、今後の景気後退を見越した未然防止的な側面と、これまでバブル的に増やし過ぎた人員を整理する機会として現状の外部状況を使っているという側面の2点が強いんじゃないかなーとは思います。AmazonAWS 以外のビジネスは結構厳しそうなんで、切羽詰まった解雇も含まれてるかも、ですし、MicrosoftActivision Blizard のような大規模以外の中小規模な買収を継続的に行っているので、それらの統合であふれている部分の整理という意味もあるかも、という気はしますが。とは言え、破壊的な影響はこれらの Big player では生じないと思います。深刻な影響が出るのは投資マネーの流動性が下がることによるシリコンバレーないしはシリコンバレー的な若い企業群、そして、インターネットバブル崩壊リーマンショックという大きな津波を受けた経験がない、Big name 扱いされている中でもやや若い企業となる Meta や Tesla、 Netflix あたりかと思います。

この業界は動きがドラスティック過ぎる上に、内情を聞いてみると、スーパーエンジニアどころかスーパーエンジニアゴッドスーパーエンジニア(SSESS) みたいな人が辞めたり、転職したりすることでパワーバランスが変わった、みたいな人依存の部分があったりするので、12か月後の予測は正直難しいですが、マクロな方向性としては老舗がしぶとく生きて、若い企業がヤバいことになる、というのは間違いないだろうと思います。あとは締め出しを内外から食らってる中国系もいよいよヤバそう。今年は新しいスターが出る年、というよりは、既存プレーヤーの淘汰がされる年、ということで。

 

技術の方向性としては IT 領域がだいぶサチって来ているので、OT 領域への侵食が進みそうな気配がありますが、これもまたエンドユーザー企業側の投資も必要な話なので、どうなることやら余談を許しません。特に日本の場合は設備投資をろくにしない企業ばかりなので、DX という言葉はバズワードマーケティング用語として浪費だけされて実態は何も進まない可能性が高いです。デジタルトランスフォーメーションって、業態変更を伴うIT 要素を足した設備投資の話のはずなんですけど、分かってる経営者がどれくらいいるのやら?利用中のオンプレ サーバーを AWS EC2 に持って行ってもコストカットにもなりゃしないし、そのロジックを無理に PaaS に shift したところで何も産まれないのよ??

その観点だとヨーロッパの方は IT/OT 垂直統合での開発・実装文化が強そうなので、先んじて進みそうな状況。アメリカは極一部の企業だけが突き進むでしょう。次に伸びそうな市場はインドと東南アジアですが、アメリカと結託した中国みたいな全面的な統制姿勢は取らなそうなので、緩やかな伸びになりそうな予感。個別技術としては個人的には小さな k8s とその管理がどう流行るか、が気になります。

 

他方のテニス、というか ATP。これまた混沌としてます。アルカラスは若いのに怪我でAO2023 欠場してるし、ディフェンディングチャンピョンのナダルも故障の影響もあって早期敗退しているし。Big4 時代が異常、特にフェデラーが超異常だったことが良く分かる。個人的には覚醒したよっしーこと西岡選手がどこまでいけるかをしっかり注目しておきたいのと、シャポバロフ・ムゼッティというムラのある天才肌選手たちが今年こそ覚醒しないかを追いたいと思います。まぁ、この手の選手はフェデラー以外、後にも先にも覚醒した試しがないんですが。ガスケとかアラジとか。フェデラーという超大成功例が凄すぎるだけかな。

 

ではでは、超書きなぐりですが今回はこれくらいで。