TAKST の雑念所

週2は何かを書くということを目的に、思いついたことを何か書きます。

ムチャブリはどっちに進む?

3日坊主どころか初日坊主で断絶する事態を回避するため、サクっと何かを書こうと思う。自分の考えを整理する意味合いで、脳内でモヤモヤしている書きたいトピックというのはいくつかあって、"PCR 検査の功罪" やら "生産性と作業効率の取り違え" やら、あるわけですが、いきなりそういう重ためのものを扱うと、すぐに息切れしそう+ネタ切れしそうな予感がひしひしとしているので、割とどうでもよい適当なトピックで2日目を作文してみようと思う。

 

ということで、昨日、放送されていた日テレさんのドラマ、"ムチャブリ" を取り上げる。ストックしてある面倒そうかつ意識高そうなネタと比較して、なんと低俗なことよ。まぁ、長文を書く習慣を取り戻すということが目的だから、何でもよいのだ。

 

さて、その "ムチャブリ" である。端的な感想としては、松田翔太が座敷童にしか見えない、というのと、高畑充希は独特の癖があるもののやっぱり演技が上手いなぁ、という2点で終了。これだけでは何にもならないのでもう少し頭をひねってみる。

 

どんな作品でも、主題や何を伝えようとしているかという設定はあるものだと思う。その主題が "逃げ恥の二番煎じを作ろう" というものが透けて見えるドラマが乱造多発する時期はようやく終わったかな、とも思うが、この "ムチャブリ" が狙っているところはどこなのか?適当にググる限りでは原作漫画や原作韓国作品はなさそうだ。1話目を見ていて思いつく主題候補は以下らへん。

  • ワンマン社長の無茶振りに右往左往するコメディ=笑い特化
  • 座敷童社長の一歩引いたコーチングに隠れたフォーカスを当てた成長物語
  • 昭和・バブル時代の若手抜擢+無茶が通った頃合いの経験を焼き直したノスタルジードラマ
  • 面倒くさい描写だけの若手との歩み寄りが主題にずれてオフィスラブ物

とりあえず、事前の宣伝と異なりコメディ感は薄そうだという感覚を持った。少なくとも、僕個人は疲労感も増えてきた週半ばに脳停止して笑って見れそうなものだという期待値はない。2番目の Teaching / Coaching をひっそりと描写しつつ、向上心を失って久しいとされる若手世代へ発破をかける成長物語系であれば、脚本の質次第では面白いものになりそう。下2つの方向だと海千山千の内の一つにしかならないんじゃないかな。

 

ともあれ、オフィスものをやりたいのであれば、社長の思いつきで記者会見をいきなり開いて、あれだけの数の記者が集まるというファンタジーはやっちゃダメだろう。孫さんとか三木谷さんがやってもあそこまでの数は集まらんのちゃうかね。